タイリクスズキの特徴や生態を考えて釣り攻略に生かせないか?

タイリクスズキ

タイリクスズキを釣りたいと思っているけど、

いかんせんめっちゃ苦手意識が強い。

ちょっとビジネスに置き換えて考えてみると

 

苦手だと思っているその根拠は何か?

釣れないから。ボウズ食らいまくっているから。

 

では、タイリクスズキについて30分講演できるか?

できない。

 

それくらいできない。つまりそんなに研究していない。

そんな適当な考えでパッと言ってパッと釣れるのが釣りなんか?

そう考えると、タイリクスズキの生態とか全く知ろうとしていなかった。

現場百回で何とかなるやろうと闇雲に動いていた。

こんなんあかんやろ。

 

普通自分が売るべき商品について徹底的な調査するやん。

釣りでもそうしてみたら釣果あがるやろ。

データは人をかなり強化する。

 

というわけで、タイリクスズキの生態をネットで調べてまとめてみることにした。

 

タイリクスズキの英語名、学名で分かったおかしなこと

基本的にwikiとfishbaseをまとめた内容になる。

あとは中華圏の情報かな。

調べてみると、は?という突っ込みどころが満載だったので

それを含めて紹介したいと思う。

ちなみに私は魚系の学者でも何でもない一釣り好き。

 

日本語名:タイリクスズキ

学名:Lateolabrax maculatus

英語名がwikiではSpotted sea bassとなっているが、

今度はSpotted sea bassで調べるとその学名はDicentrarchus punctatus

シノニムかなと思ってみたけど、シノニムリストにLateolabrax maculatusがない。

別もんやん!!!

 

wikiは適当なこと書いているときもあるとは聞いていたが

こういうやつかぁ~~

fishbaseに至っては

Lateolabrax maculatus (McClelland, 1844)
Synonym for Lateolabrax japonicus (McClelland, 1844)

Synonyms - Detail

とか表示されている。

はあああああああああ?????

これで良いのか魚類学会???

ほんまに日本のスズキとタイリクスズキは同じものなんか???

こんな扱いなんだねタイリクスズキって。

 

中国の方も見てみた。

七星鲈是一个物种, 学名: Lateolabraxjaponicus。

引用:https://baike.baidu.com/item/%E4%B8%83%E6%98%9F%E9%B2%88

 

はい。ことの結論を述べると

どうやらタイリクスズキとスズキは同じものということらしい。

タイリクスズキ特有の黒い点々はスズキでもほくろが多い子みたいな扱いなのかな。

 

今回この調査をしてかなりショックだったわ。

結論を言うと、

中華圏及び英語圏はスズキとタイリクスズキは同じものだと言っている。

 

ただ、Google Scolarを見ると、どうやら別者扱いされている気はするのだが

Google Scholar

正直この手の学術文献を読めるほど私の英語力は高くない。

google翻訳使用してもなんのこっちゃさっぱりわからんかった。

 

で、ことの結論は

論文上ではLateolabrax maculatusとLateolabrax japonicusは別者扱いされているが、

その情報が私のような下々のものにまで降りてきていない。

 

こうネット上の情報が錯綜しているので、

はたして出ている情報がスズキのものかタイリクスズキのものか確認するすべもない。

 

タイリクスズキの特徴、生息域

タイリクスズキについて書いている文献ではwikiくらいしかない。

恥ずかしながらwikiそのまんま引用です。

タイリクスズキの分布

黄海、渤海沿岸、東シナ海と北部南シナ海の中国大陸沿岸および朝鮮半島西岸が原産地。

日本では、房総半島から宇和海までの太平洋沿岸、瀬戸内海、日本海側の丹後地方沿岸などで記録があるが、定着して再生産しているかは不明。また、汽水域にも入る。

中国のタイリクスズキについて

ここに私の知っている情報を加えるなら、

100%淡水でも生きていくことができ、なおかつ繁殖可能。

中国福建省では山の上のダムにタイリクスズキがいる例も多々あり。

各地の池にタイリクスズキの放流がなされていて、

その淡水化したタイリクスズキの価格は海のタイリクスズキの10倍くらいになるため

中国ではこぞって山間の池やダムに放流がなされている。

タイリクスズキの見分け方

釣り人の間ではもう単純そのもの。

黒い点、斑点があるのがタイリクスズキ。

ないのはスズキ。

ただ、めんどいのはまれに黒い点がないタイリクスズキがいるらしい。

 

タイリクスズキの雑種

有明海産スズキというのがいるらしく、

DNA鑑定等の結果、スズキとタイリクスズキのハイブリッド。

 

タイリクスズキの背びれ

wikiのスズキの項目でこうある。

近年までスズキと同種とされていた。鰓杷数、脊椎骨数および側線鱗数で区別できる。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AD_(%E9%AD%9A)

で、スズキとタイリクスズキを分類するには上記の情報を得て、実際に数を数えてみるのが良いようだが、ここで突っ込みどころ発生。

 

タイリクスズキの鰓杷数、脊椎骨数および側線鱗数をどこに公開しているのかわからない!!

 

確かに学術的な情報はネット上では金にならんことが多いけど、

この情報のあふれた時代に、

結構メジャーな魚だと思うこのタイリクスズキの情報がここまで少ないかと絶句する。

 

wikiのタイリクスズキに関する参考文献のほとんどが外来種問題に関する文献である。

いやいや・・・エイリアンとして扱われて、一研究個体として扱われてない感じふがバリバリ出ているんですけど・・・・。

 

国立環境研究所の侵入生物データベースにちょっとだけ情報があった。

本種の吻は短く,脊椎骨数は多くが35で,36のスズキより少ない.

引用:https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/50300.html

え?つまりはスズキかタイリクスズキかを判別する方法は

殺すしかないのね・・・・。

脊椎骨って魚の真ん中に走るあれでしょう。

あんなもん殺さずに数確認できんの???

 

調べれば調べるほど無理ゲーな感じがにおってくるタイリクスズキ。

というわけで、もう・・・

黒い点があればほぼタイリクスズキということでおおかたこの話は終了です。

 

とりあえず結論

生態系をきちんと勉強して釣りに生かそうと思っていたのですが

よくわからんという素晴らしい結果をたたき出してしまいました。

ここまで長くなったので、

タイリクスズキと釣りに関してのお勉強は次回にします。

情報があまりにも少なすぎるので

実際に釣った人の情報をまとめるほうがいいかな。

しかし、中国と台湾のネット上ではスズキとタイリクスズキを分けていないのがびっくりですわ。

何が正しい情報なのかようわからん世界です。

ある程度勉強したらやっぱりフィールド出てチェックする方がいい感じがしますね。

勉強の目的がより確実に、多く釣るためなので。

 

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